【徹底検証】ワンツーコーデは本当にダサいのか【3STEP】
ワンツーコーデはなぜダサいと言われるのでしょうか?
トップスとボトムスの2アイテムだけで構成されるワンツーコーデはダサいとよく議論の種になります。
しかし40代女性は現実的に、手のかからないワンツーコーデを身に着ける日も多いのではないでしょうか。
今日はワンツーコーデをどれだけ垢ぬけさせられるか検証します。
【STEP1】バイカラーという手があった!カジュアルワンツーコーデ
今回の取材においてはワンツーコーデがマネキンという、そのお店を象徴し集客するためのコーデの中に果たして存在するのかなかなか不安だったのですが、その気持ちは行ってみて払拭されました。
まずはカジュアルファッションにおけるワンツーコーデを発見しました。
こちらです。
黄色と黒のバイカラーでウエストマークがあるデザインのTシャツにデニムのロングタイトスカートを合わせ、白のサンダルで締めたコーデです。
黄色と黒でほぼ補色関係にある2色を使ったバイカラーのTシャツが効いていて、このコーデはワンツーコーデにありがちな退屈感を払拭していると思うのですが、皆さんはいかがお感じでしょうか。
しかも重めになりがちなデニムスカートの下になかなか遊びの効いた白の明るいサンダルを合わせていること、ウエストマークして着やせ効果を高めているのも40代女性にとってなかなか好感を抱けるポイントだと思います。
Tシャツというのはついあまりデザインにこだわらずに購入を決めてしまうアイテムの1つだと思いますが、少し選び方を変えるだけでワンツーコーデをおしゃれに垢ぬけさせる効果を持つアイテムになるということがわかりました。
皆さんもバイカラーを上手に取り入れて、カジュアルなワンツーコーデを楽しんでみませんか。
【STEP2】手抜き感なし!配色が技ありのきれいめワンツーコーデ
次はきれいめでとても品良くまとまっているワンツーコーデを見つけました。
こちらです。
白地に紫、オレンジ、青緑を使って書いた馬や花の模様が美しいトップスに、今季流行りの青緑色のチュールスカートを合わせ、アイスブルーのパンプスで締めたコーデです。
流行りのアイテム、柄物となかなかたくさんの要素を盛り合わせているのに、このコーデがとても上品に見えるのはなぜなのでしょうか。
理由の1つめは、トップスにある色をボトムスと靴で使っているからです。
チュールスカートは青緑色で、これはトップスの馬の模様とほぼ同じ色に見えます。
そしてパンプスはアイスブルーで、青みがトップスに使われている青緑色にも入っています。
これらの配色の引き算から全体にまとまりが生まれ、コーデに品の良さをもたらしていると言えるでしょう。
理由の2つめは洋服の形がベーシックだからです。
例えばトップスやボトムス、靴のどれでも個性的な形を取り入れたとすると、このコーデの引き算の割合が少なくなってしまうのでやりすぎ感が出てしまうと言えます。
このようにワンツーコーデでも配色に気を付け、流行りのアイテムを程よく取り入れるだけでぐっと垢ぬけて見えるのがおわかりいただけたでしょうか。
きれいめコーデがお好きな方はぜひ参考にしてみてください。
【STEP3】ワンツーコーデでもアートな仕上がりは可能です
最後に目から鱗のアートなワンツーコーデをご紹介します。
こちらです。
白のトレンチ風シャツをネイビーの丸が連なった模様のタイトスカートにインしてベルトマークし、同じネイビーのベレー帽で遊んだコーデです。
シンプルなワンツーコーデなのにここまでアートな仕上がりを見せたのはなぜなのでしょうか。
理由の1つめは、白のトレンチ風シャツというアイテムの着こなしが上手だからです。
具体的には袖を少しだけ上にあげてこなれ感を表現していること、シャツをインしてベルトマークすることで辛めの仕上がりにしたことの2つからだと言えるでしょう。
理由の2つめは、ネイビーのベレー帽で甘さをほんの少し加えたことです。
このコーデは全体に辛めの仕上がりですが、ベレー帽の丸いラインと縫い付けられている花で甘さを表現しています。
ワンツーコーデというとシンプルな仕上がりばかりを想定して、アートなコーデまで出てくるとは予想していなかったので、このマネキンにはとても驚かされました。
まとめ
今回検証してみての結論は、「ワンツーコーデはダサいコーデではなく、工夫次第でいくらでも垢ぬけることが可能だった」です。
しかもカジュアル、きれいめ、アート・・・1種類だけではなくさまざまなテイストをワンツーコーデの中には取り入れることが可能なのを知って、とても勉強になりました。
私たちが毎日洋服を着る中ではつい、「今日は簡単なコーデにしよう」という日も出てきてしまいます。
そしてそんな時出来上がりやすいのがワンツーコーデですが、ほんのひと手間で垢ぬけられるのなら、大いにワンツーコーデを胸をはって身に着けていこうと思いました。
皆さんもワンツーコーデをひと工夫して、楽しく身に着けてみませんか。
【格上げ】ワントーンコーデを見直そう【3STEP】
基本のワントーンコーデで垢ぬけましょう
40代女性にとってワントーンコーデはファッションとして取り入れやすく、普段から親しんでいる方も多いのではないでしょうか。
しかしワントーンコーデは少し手間をかけるだけで、ぐっと垢ぬけるコーデです。
春におすすめしたいワントーンコーデを3つ、ご紹介します。
【STEP1】甘め派さんにおすすめ!バイカラーも選択肢に入れてみましょう
ワントーンコーデというとついアイテムの数だけ同じトーンの色で揃えればいい、と安易に考えてしまいがちですがその思い込みをやめることで楽しくなったコーデがこちらです。
胸元にパールを飾ったレース模様の美しいアイスブルーのカットソーに濃いめのネイビーと薄めのアイスブルーのバイカラースカートをさらりと合わせたコーデです。
バイカラースカートを取り入れてワントーンコーデに仕上げただけでもおしゃれだと感じるのに、ブラウスの色より濃い色と薄い色の2色を使ったバイカラースカートをわざわざ選んでバランスの良い配色にこだわったところもこのコーデの秀逸なところと言えるでしょう。
またレースやリボン、パールで甘めに彩られているのにこのコーデがどこかクールに見えるのは、寒色系で全体をまとめあげたことによる引き算効果です。
「バイカラー」という選択肢を新しく加えるだけで簡単におしゃれが格上げできるワントーンコーデを、皆さんもぜひ取り入れてみませんか。
【STEP2】辛め派さんにおすすめ!トーンの差を大きくしてみましょう
ワントーンコーデを創るとき、色見本のように少しずつトーンを変化させていくのを楽しむ、というのは皆さん良くされていることだと思います。
しかし思い切り良くトーンを変化させたことでとても目を惹くコーデに変わったのがこちらです。
薄いトーンのベージュニットをななめに切ったスカート部分に、ブラウンと白の花模様が美しいプリーツスカートがレイヤードされているとても個性的なワンピースです。
このワンピースの場合上半身は身体のラインがはっきりと出ますし、スカート部分のデザインが珍しいのでどうしてもそちらに気を取られてしまいがちですが、このワントーンコーデのような配色の方法はなかなか考え付かないことにも注目してほしいと思います。
ごく薄いトーンのベージュに濃いめの、しかも細かい花柄模様のブラウンをレイヤードすることで通常のワントーンコーデよりも色の印象がよりくっきりと、見栄えのするものに変わっている、ということなのです。
このようなはっきりした色の差を感じさせる配色も素晴らしいですし、さらにワントーンコーデに柄物を取り入れるという発想をワンピース1枚で表現したというところにも媛は拍手を送りたいと感じます。
トーンの差を大きくしてよりおしゃれに見えるテクニックを皆さんもぜひ活用してみてください。
【STEP3】流行りのアイテムを柔軟に取り入れましょう
ワントーンコーデというとどこかベーシックなアイテムばかりで揃えてしまいがちで、流行りのアイテムとは縁遠いような気持ちになる方はいらっしゃらないでしょうか。
そんな方にぜひ見ていただきたいコーデがこちらです。
薄いベージュのストライプが2種類入った個性的なデザインニットをインナーにし、1トーンだけインナーよりも落としたベージュのストライプが効いたワイドパンツを合わせ、白にベージュのラインでレトロなイメージを出したノーカラーコートをはおって、黒とベージュのバイカラーサンダルと小さめベージュバッグで引き締めています。
マネキンのポージングも相まってどこか強さを感じさせますが、このワントーンコーデが垢ぬけて見えるのはなぜなのでしょうか。
それはワイドパンツ、小さめバッグと流行りのアイテムを重ねて使っているからです。
40代女性がコーデを考えるとき、つい流行り物を取り入れるのに遠慮しがちになりますが、ワントーンコーデだと派手になりすぎないのでこのように2つ重ねて使っても嫌みに見えません。
逆に言うと、ワントーンコーデは40代女性を「流行り物を取り入れるのを遠慮しなければならない」という考えから解き放ってくれる優秀なコーデ法とも言えるわけです。
女性であれば多かれ少なかれ、流行り物をファッションに取り入れたい気持ちは年齢に関係なく持っていると思います。
その気持ちを大切にするためにも、ワントーンコーデを上手に活用してみませんか。
まとめ
いつものワントーンコーデにひと手間加えるだけで、コーデが驚くほど華やぎ、垢ぬけた印象になるのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ワントーンコーデはベーシック・シンプルなアイテムからおしゃれを格上げしたい時までさまざまなシーンで活躍させることのできる優秀なコーデ法です。
皆さんもぜひ自分だけにしかできない、思いもよらないワントーンコーデを創り上げて春を楽しんでみてください。
色のマジック!カーキ色のおすすめコーデ3選
垢ぬけたい春、新しいカラーを取り入れませんか?
40代女性のファッションのお悩みに「垢ぬけたコーディネートにならない」というのがありますが、手持ちの服に新しいカラーを加えるという解決法があります。
どんな新色をと迷う方におすすめなのが「カーキ色」です。
アラフォー女性の魅力を引き出すコーデをご紹介します。
甘め派さんにおすすめ!レトロ風味のブラウス使い
甘め派さんはボトムスを選ぶ時、どちらかというとパンツよりスカートを選ぶことが多いかもしれませんがそれを差し引いてもおすすめしたい、ほんのり甘くおしゃれなコーデを見つけました。
こちらです。
今年流行りのふんわり袖とウエストにシャーリングが効いたカーキ色のトップスにセンタープレスでレトロ感あふれる黄緑色のパンツを合わせ、ブラウンミュールとアイボリーのバッグで遊んだコーデです。
トップスはデザインのみを考えればかなり甘めですがカーキ色のおかげで引き算ができていますし、逆にセンタープレスパンツはメンズライクなデザインですがこの穏やかな黄緑色が甘さを引き出したことで、甘さと辛さのバランスがちょうどよく整ったコーデと言えます。
またトップスのカーキ色のトーンが薄めであるのもコーデ全体に優しい雰囲気をもたらしていると言えるでしょう。
甘め派さんでもちょっと手を伸ばしたくなる、ロマンティックでレトロなカーキ色コーデだと思いませんか?
辛め派さんにおすすめ!遊びの効いたスプリングコート
肌寒い日には温活も兼ねて、40代女性がさらりとはおりたくなるのがスプリングコートですが、辛め派さんにおすすめのとてもハンサムなコーデを見つけました。
こちらです。
デコルテが少し広めに空いたベージュのニットをインナーにし、深緑色に青い花を咲かせたミモレ丈スカートを合わせ、袖がやや丸くふくらんだカーキ色のスプリングコートを重ねて制帽のような黒ラインが印象的なベージュのキャスケットと茶色のベルトがおしゃれな黒の厚底ショートブーツで遊んだコーデです。
アイテム1つ1つがわりと個性的ですが、すっきりとまとまって見えるのはなぜなのでしょう。
理由の1つめは、たくさんの色を使っているように見えて実はベージュ系、黒、緑系の3トーンでまとめあげているためです。
このデザインで色数を増やすとアイテム同志の個性がぶつかり合いすぎてがちゃがちゃに見えてしまい、40代女性にふさわしいファッションではなくなってしまいますし、上にはおった濃いめのカーキ色でもまとまりません。
理由の2つめは、甘めな部分をほんの少し効かせながらも全体としては辛口コーデに寄せたことからです。
甘めのデザインと言えるスカートの花柄の色はかなり暗めに落としていますし、キャスケットの丸さも黒のラインで引き締めています。
またコートの袖と靴の爪先が丸いのも、そのアイテム全体を見渡せば辛めに寄っているので主張しすぎていません。
これらのことからこのコーデにおける甘さはほんの抜け感を出す程度にとどまり、辛めに寄せながらカーキ色のスプリングコートが全体を上手にまとめあげることに成功しているのです。
キリリとしながらもどこかしなやかな辛めコーデをカーキ色を使うことで創り上げてみませんか。
柄on柄でもおしゃれ!アートなカーキ色コーデがおすすめです
最後に目から鱗のアートなカーキ色コーデをご紹介します。
こちらです。
黄色と紫の補色使いでパッと目立つペイズリー模様のミニワンピースに、全体がレースに覆われた華やかなカーキ色のスプリングコートをはおり、白の厚底サンダルで引き締めたコーデです。
柄on柄な上に補色使いと、引き算が難しそうな要因ばかりそろっているこのコーデがとてもセンスよく、調和が取れて見えるのはなぜだと思いますか?
1つめはどのアイテムも色のトーンを極力薄めにしているからです。
ミニワンピースは黄色×紫色の補色なので合わせるだけでも目を惹く組み合わせのカラーですが、トーンを落としたことによって品よくまとまって見えます。
白はもちろんのこと、スプリングコートのカーキ色も薄めのトーンなので、このミニワンピースとはうまく組み合わせられたということなのです。
2つめはカーキ色のスプリングコートを重ねてミニワンピースの面積を少し狭めていることです。
このミニワンピースはトーンを落としているとはいえ、基本的には目立つアイテムなので、その面積を減らし、さらに暗めの色でトーンを落とす引き算をしているのがカーキ色のスプリングコートと言えます。
柄on柄でも派手にならず、40代女性の美しさを際立たせるアートなカーキ色コーデにぜひ挑戦してみませんか。
まとめ
カーキ色のアイテムはトーンやデザインの工夫によって甘めにも辛めにも寄せることができ、40代女性のおしゃれをさらに楽しくすることができるのをおわかりいただけたでしょうか。
この春はベーシックなカラーだけを身にまとうのではなく、自身をもっと美しくみせる色を少しずつ取り入れてみませんか。
【3STEP】カジュアル服の解決法3【カジュアルダウン】
カジュアルダウンの方法を見直してみましょう
40代女性のファッションについてのお悩みに「カジュアルな服が似合わなくなった」というのがあります。
モノトーンコーデやインパクトアイテムの取り入れなどをこれまで解決法として提案してきましたが、今回は40代女性に似合うカジュアルダウンの方法を3STEPで考えていきましょう。
【STEP1】ニットカーディガンで品よくカジュアルダウンしましょう
ニットカーディガンは40代女性にとって温活のメリットもあり、比較的親しみやすいアイテムと言えるのではないでしょうか。
ニットカーディガンを使って簡単に、しかも上手にカジュアルダウンできていると感じたコーデがこちらです。
レモンイエローに白い大柄の花模様が美しいウエストにリボンのデザインがあるワンピースに、さらりとネイビー系のワントーンでまとめたニットカーディガンをはおり、細く繊細にくるくると巻いた紐が女性らしいけれどポインテッドトウの効いたベージュのサンダルを合わせたコーデです。
このニットカーディガンが技ありなのは、カジュアルダウンだけではない役割をあと2つ、コーデの中で持たせている点だと言えるでしょう。
1つめはカンのいい方ならすぐにおわかりだと思いますが、引き締め色であるネイビーを被せることで着やせ効果を発揮していることです。
40代女性にとって体型カバーはうれしいメリットですし、色にさえ気を配れば簡単にそれがかなえられるのも魅力の1つでしょう。
2つめは抜け感が出たことです。
コーデ全体を見渡した時にどこか肩の力を抜いた「外し」を加えるのが上手な抜け感の出し方のコツだと思うのですが、このニットカーディガン使いはまさに典型的と言えます。
きれいめコーデにニットカーディガンをプラスする簡単カジュアルダウンで、皆さんも春の垢ぬけたカジュアルコーデを楽しんでみませんか。
【STEP2】スーツを流行りのアイテムでカジュアルダウンしてみましょう
皆さんはスーツをカジュアルダウンする方法というと何を思い浮かべるでしょうか。
手っ取り早いのがインナーをカジュアルなTシャツなどに変更することだと思いますが、流行りも意識した上手なカジュアルダウンと感じたコーデをご紹介します。
こちらです。
英字のロゴTシャツに流行りのベージュの透け素材カットソーをインナーにし、グレーのパンツスーツを合わせて白スニーカーで締めたコーデです。
このコーデが秀逸なのは流行りのアイテムである透け素材カットソーを取り入れたことなのは間違いがないのですが、これを取り入れることでコーデがどのように良くなったかおわかりでしょうか。
その答えはもしこの透け素材カットソーをこのコーデから取り除いたらどうなるか、と考えるとわかりやすくなります。
透け素材カットソーがなくなる=インナーがTシャツだけになるということなのですが、この状態で靴を白スニーカーにしてしまうと、カジュアル過ぎてスーツには合わず、まとまりのないコーデになりはしないでしょうか。
つまり、カジュアルアイテムときれいめアイテムの橋渡しの役割をしたのがこの透け素材カットソーというわけなのです。
普段なかなかこのような想像をしながらマネキンを眺めるということはないかもしれませんが、このようにじっくりと考察するとたくさんのおしゃれを格上げするテクニックがつまっていると言えます。
皆さんもぜひ少し難易度の高いスーツのカジュアルダウンコーデに挑戦してみませんか。
【STEP3】カジュアルダウンに意外性を持たせましょう
最後にカジュアルダウンとは縁遠そうなアイテムばかりを揃えて、それを敢えてカジュアルダウンすることで意外性が出た面白いコーデをご紹介します。
こちらです。
白にモノトーンの写真が入ったTシャツをインナーにし、サテン系の光る生地を使ったミモレ丈スカートを合わせ、ベージュのコートをはおってスカートと同じミントカラーのパンプスとシルバーのミニバッグで遊んだコーデです。
Tシャツ以外のアイテムを一つ一つ眺めてみると、どれもあまりカジュアルダウンしようという発想になりにくい、きれいめ系コーデにまとめがちなものばかりではないでしょうか?
それに敢えてTシャツをあわせ、カジュアルダウンと抜け感を同時にプラスしたのがこのコーデの1つ度胸が効いたところだと思うのです。
このようなコーデを創るためには今までの経験を活かすことも大事ですが、アイテムの組み合わせ方への思い込みを強くしすぎないこともまた大切なように感じます。
新しい季節にふさわしい、新しい発想のコーデをひとつ、皆さんのクローゼットにも加えてみてはいかがでしょうか。
まとめ
カジュアルダウンは普段きれいめ系の洋服が多い40代女性にとってもチャレンジしやすく、また手軽にイメチェンも可能な楽しい考え方のコーデと言えます。
ぜひ新しいカジュアルファッションで、素敵な春を迎えてみませんか。
見るだけでセンスアップ!アートファッション3選
たくさんのお洋服を見るだけでセンスアップします
40代女性が洋服を買う時に一番重視しているのが「デザイン」だそうです。
しかしどうすれば垢ぬけたコーデになるのかわからないと悩む方がいるのもまた事実です。
このような場合、どこが自分のファッションに取り入れられるか考えながらたくさんの素敵な洋服を見てみるのが大切です。
今日は目の保養をしながらセンスアップできるアートなお洋服をご紹介します。
ワントーンでもここまでおしゃれ!形にこだわりありのワンピース
ワンピースでおしゃれなデザインと言うと、媛はついバイカラーやレイヤードの効いたデザインと考えがちでした。
その考えが一掃されたのがこちらのワンピースです。
ベージュでスカート部分の裾の切れ込みが丸いのとウエストマークしている細身の紐が二重で個性的なだけではなく、肩から花柄模様の美しいレースの袖が出ていると思いきや、袖口は和柄模様の布を用いて広がった形で終わっているという、見れば見るほど印象的なデザインのワンピースです。
色は全ての部分が明るめのベージュで統一されているにもかかわらず、ここまで目を惹くワンピースには出逢ったことがありません。
店員さんにお伺いしたところ袖の部分について、普通の布にレースを縫い付けて袖にするのはそれほど難しい技術ではないけれど、袖口の部分はレースの布に普通の布を縫い付けているのでここの部分は外国の職人さんに創ってもらうというのは少し難しく、全て日本国内の職人さんにお願いして創ってもらった洋服とのことでした。
花柄に和柄をさらに繋ぎ合わせるという発想も素晴らしいですが、新しいものを産み出すために技術的にとても難しいことに取り組んだメーカーさんの姿勢が素晴らしいと媛は感じます。
ここから学べるのは、ワントーンのワンピースを選ぶなら、徹底的にデザインにこだわって選んだ方が良いということではないでしょうか。
ファッションビルを下から上まで回って、どこのお店でも見かけるデザインの服を選ぶのは少し早計だと思うのです。
自分を大切にしたコーデを創るためにも、ぜひ個性あるデザインの洋服との出逢いを大切にしてみてください。
アートなコーデの引き算加減は?
アートなコーデというと、どうしても「コーデとして引き算はしていないのではないか?」と考えがちです。
しかし最近のマネキンコーデは皆レベルが高く、アートでありながら実用性を鑑みた引き算もちゃんとされていることが多いと言えます。
典型例と媛が思ったコーデがこちらです。
アイボリーで前に被せた布が印象的な今年流行りのデザインニットに、紫、深緑、灰色、アイボリーと色をたくさん使ったこれもまた流行りのプリーツスカートを合わせ、黒のサンダルで締めたコーデです。
コーデの面積のほとんどを流行りのアイテムが占め、かなりアートに見えるのにどこか爽やかでくどさがないのはなぜなのでしょう。
理由は「引き算」ができているからです。
引き算ポイントその1は、デザインニットとスカートに同じアイボリーを使用していること、靴とベルトに同じ黒を使用していることの2つです。
これは同じカラーをトップスとボトムス両方に置くことで引き算し、統一感を出していると言えます。
引き算ポイントその2は、靴をベーシックなデザインのものにして引き締めたことです。
このコーデにさらに靴でアートなデザインを合わせるとやりすぎ感が出てくどくなりますが、さらりと落ち着いたシンプルな黒サンダルを合わせたことで引き算できたと言えるでしょう。
このコーデから学べるのは、コーデにおけるさりげない引き算の大切さです。
洋服をアートとして楽しむことはもちろん良いことですが、やはり本質的には袖を通すために創られたものなので、日頃使うのに適するような調整としての「引き算法」を考えておくのは重要なことと言えるでしょう。
好きな洋服を楽しむためにも、コーデにおける引き算に少し意識を傾けてみてはいかがでしょうか。
見たこともないアイテムに挑戦するココロを持ちましょう
最後にシンプル&ベーシックにこだわりすぎて、少し苦しくなっている方にこんなコーデをご紹介したいと思います。
白に緑色のラインが入ったニットに透け素材を重ねたトップスに、カーキ色のスカートにリーフ模様が入った緑色のチュールを重ねたボトムスを合わせ、プラスチック素材のショルダーバッグと白ミュールを効かせた何ともアートで遊びゴコロいっぱいのコーデです。
媛はこれを見た瞬間、改めて「お洋服って、こんなにワクワクする楽しい物だったよな!」と感じました。
今少し苦しい想いの方はこれを見てどう感じられたでしょうか?
40代でお洋服迷子になる前は人目ばかりを気にせず、着ることそのものを楽しんでいた方もたくさんいらっしゃったのではないかと思うのです。
そんな方にこのコーデを見て、素敵なお洋服を見たときの、あのココロときめく感じを想い出してほしいと媛は感じます。
そして今すぐにではなくてもまた、「着たことのないアイテムに袖を通してみようかな」と感じるココロを取り戻してほしいと思うのです。
まとめ
アートな服をたまにはブラブラと眺めてみる・・・そんな時間を持つことの大切さをおわかりいただけたでしょうか。
素敵なアートコーデから、皆さんがココロ豊かになる多くのものを見つけていただければうれしいです。