ファッションヲタの40代。
今までのファッション経歴
20代半ばでバンド活動をしているかたわら、媛は急にファッションに目覚めました(笑)
揺れ動くココロとともに変動の激しい体重が何回目かのダイエットで初めて40kg台に突入し、キャー!!という感じだったのもありますが、自分の洋服のセンスのなさをここで一旦克服すれば自信がつくかもしれない!←中二病笑。と思ったからです。
気質はヲタなのであらゆるレディースの洋服、ついでにメンズもひとまずチェックしなければ!と意気込んで新宿、原宿、池袋、渋谷と自分の好みとは関係なくさまざまなお洋服屋さんに足を運びました。
また書店やコンビニでファッション雑誌を読む機会があれば、あらゆるジャンルの雑誌を隅から隅までなめ回すように(ヲタ笑)見ていました。
当時(2000年代前半)はギャル文化が成熟し、ゴスロリが出て来て、キャンキャンブランドも全盛と、女性たちが洋服で自分の個性を色濃く主張し始めた時代だったので、初めてその中に巻き込まれた媛にとっては物珍しさもあいまって、あれも着てみたい!これも着てみたいと一日中でも服のコーデを考えていたように思います。
一度はどんなお店のお洋服も着てみたいからと、1つのお店ではお洋服を1つしか買わない、テーマを決めて全身コーデする、着回しはしないなど少しずつ自分の中でルールもできてきました。
また、複数の店の店員さんに「そのお洋服、どこで買ったんですか?」とたずねてもらえたらそのコーデは合格!と自分なりに評価軸もこっそり作っていました(笑)
この時がっつりと服の知識を蓄えたおかげで、20代後半~30代までは本当にファッションを楽しめたと思います。
40代、ファッションの転機
そんな風にいつでもファッションをテンション高く楽しんできた媛ですが、少しずつ「着たい服」が変わってきていることに気づきました。
媛は2019年3月にそれまで働いていた会社をやめてフリーになったのですが、やめるまでは今まで着ていた会社服は着なくなるんだろうな~、早くプライベート用の服にたくさん袖を通したいな~、と楽しみにしていたのです。
しかし実際に4月を迎えると、あれほど楽しみにしていたプライベートの服たちになぜかココロがときめかず、着るのはあれほど抵抗があった仕事で着ていた服ばかりでした。
「どうしてこんなことになったのだろう?」
媛にはしばらくの間この疑問が解けませんでした。
しかし、久しぶりに冬セールでがっつりと買い物をしてみてわかったのです。
媛のココロが成長したので、それに見合った洋服を着たくなったのだと。
20代~30代まではファッションの引き算を意識してはいましたが、やはり全体としては印象が強烈に残るようなコーデを作って個性的なアイテムの良さを遺憾なく発揮するようにしていました。
けれど中身が成長した今、甘い服をさらに甘く、ロックなものをさらにロックにしなくても自分の個性は伝わるということに気づいたのです。
このとき媛の中に新しい目標ができました。
40代はファッション迷子になりやすいと言われるけれど、自分の個性を大切にしときめく服を最大限活用して再びファッションを楽しみたい、と。
着てはいけない服なんてない
40代、ファッション迷子の方向けに書かれた記事で媛がちょっと悲しく思うのは、「40代の方が着ると痛いファッション」という内容が散見されることです。
このような意見に怯え、本当に着たい洋服に目を背けてしまう女性がどのくらいいるのでしょうか。
洋服を着るのは毎日のことで、本当はとても心ときめく楽しいことであるはずなのに、このような記事にその楽しみを奪われてしまうのは残念でなりません。
もちろん大人としてファッションのTPOを重んじるのは大切なことです。
しかし、自分がその服を着たおかげで一日を心地よく過ごせた、という気持ちがそのTPOに加わったとしたら、どれだけ豊かな時間にそれは変わるのでしょうか。
媛はファッションの持つ力を信じています。
心豊かな日々を送るためのファッションのヒントをたくさんこのブログから発信していきますので、ぜひ皆さん楽しみにしていてください。